過信はダメ? 標準化する「オートブレーキホールド」の落とし穴とは

実は危険!? オートブレーキホールドの落とし穴

 技術の進歩により普及してきた便利な機能は多くあります。クルマに関する身近な機能のひとつとしては、停車中にブレーキを維持してくれる「オートブレーキホールド」が挙げられます。
 
 しかし、過信しすぎると思わぬ危険に繋がることがあるようですが、どのような危険が伴うのでしょうか。

【画像】給油口の中身ってこうなってるの!? 意外な構造を見る!(26枚)

 オートブレーキホールドとは、ブレーキを踏んで停止した際にブレーキ機能を保持して、停止状態を維持してくれる機能です。

 国産車では、2006年に発売されたレクサス「LS」で初めて採用されて以降普及が進み、現在ではコンパクトカーや軽自動車にも多く採用されています。

 オートブレーキホールドが普及した背景には、「電動パーキングブレーキ」が深く関係しています。

 従来は、「サイドブレーキ(ハンドブレーキ)」と呼ばれる手で操作する方式や、足踏み式のパーキングブレーキが主流でした。

 一方、近年では電子式パーキングブレーキが普及してきたことで、その副次的機能としてオートブレーキホールドが普及することになったのです。

 渋滞時など、走行と停止を頻繁に繰り返す際などに、オートブレーキホールドは重宝します。

 AT車の場合、シフトを「ドライブ」レンジに入れているときには、アクセルを踏んでいなくてもクルマがゆっくりと走行する「クリープ現象」が構造上発生。

 そのため、渋滞時や信号待ちなどで一時的に停車する際、ドライバーはブレーキを踏み続ける必要があります。

 一方、オートブレーキホールド機能をONにしていれば、一度停止状態になればブレーキを踏み続けることなくその状態が維持されるため、ドライバーの負担は大きく軽減されるのです。

 しかし、オートブレーキホールドの使用には注意も必要です。オートブレーキホールドによるブレーキは、あくまで一時的なものであり、パーキングブレーキのように継続的に停止状態を維持するものではありません。

 基本的に、オートブレーキホールド機能はアクセルをわずかに踏んだだけで解除されます。

 そのため、オートブレーキホールドによる停止状態のときには、ドライバーは常に前方に注意し、すぐに走行を開始できる状態にする必要があります。

 さらに、オートブレーキホールドは車種によって、エンジンを切ると機能がキャンセルされるものと、エンジンを切っても機能の設定が維持されるものがあります。

 そのため、オートブレーキホールド機能のON/OFFは絶えず注意することが求められます。

 自動車メーカーも、オートブレーキホールドはあくまで補助機能であることを強調しています。

 例えば、マツダ「CX-5」の取扱説明書には「オートホールドは、あくまでも停車時のブレーキ操作を補助する機能です。機能を過信してブレーキ操作を怠ると、意図せず車両が動き出し思わぬ事故につながるおそれがあります。道路状況や周囲の状況に応じて、適切にブレーキを操作してください」という注意事項を記載。

 また、日産「セレナ」のオートブレーキホールド機能の説明には、「急な坂道や滑りやすい路面、外的要因で自動車が動くとオートブレーキホールド機能が作動していても、車両が動き出すおそれがあります」と明記されています。

 つまり、オートブレーキホールドはあくまでドライバーに対する補助機能のひとつであり、ドライバーは自己の責任のもとで機能を使用するという意識が必要です。

 オートブレーキホールドについて、警視庁交通課の担当者も以下のように話します。

「オートブレーキホールドは、あくまでドライバーの責任のもとで使用し、システムを過信することなく、常に道路状況に注意する必要があります」

※ ※ ※

 オートブレーキホールドを実際に使用している男性は次のように話しています。

「クルマを買い替えた際に、オートブレーキホールドが搭載されていました。信号待ちや渋滞時には便利な機能ですが、以前にゲート式の精算機で足がアクセルに触れてしまい、発進した際には危うくゲートにぶつかるところでした。

 また、駐車時など細かな動きが求められる際には不便な部分もあり、そのあたりは機能のON/OFFを上手く使い分けることが大切です」

※ ※ ※ 

 ブレーキオートホールドなどの運転支援機能は、ドライバーにとって運転時にゆとりが生まれることで操作による疲労やミスが軽減されます。
 
 しかし、機能を過信すると思わすトラブルに発展する可能性は常に気にしておかなければいけません。

続きはこちら

  • mng*****

    これはあくまで、ブレーキを踏む力が何らかの理由で万一緩んでしまった時に、意図に反して車が動き出すのを防ぐ装置。結局はABSだって自動ブレーキだって車線逸脱監視装置だって、ドライバーなら誰でも犯しうる、ちょっとしたミスやうっかりに起因する事故から、本人や周りの人を守るためのもの。ドライバーのするべきこと、負うべき責務は、以前と何ら変わりは無い。

    • oci*****

      こういう装置は必要ないのです。

    • prnm*****

      安全性向上の為の機能と、ドライバーの怠慢は表裏一体ですよ。便利な機能なんてのは無い方が良い場合もある。

    • jrqb*****

      なんでも電子化すればいいってものでもないと思うんだけどな~ステアリングフィーリング、クラッチ操作、マフラーからの心地よいエキゾーストノート。現代の車からは決して感じることの出来ない操る楽しさは一体どこへいってしまったのか。

    • gal*****

      トラック運転してる人なら分かると思うけどこれ、トラックの「自動ブレーキ補助装置」と同じだよねこれをONにすると信号待ちとかで停止すると、自動的にブレーキが維持されて両足を放しても、ブレーキかかったまま。(昔、それを忘れて、そのままトラックを降りてしまったことがある。警報音が鳴りまくり笑)

  • wclj*****

    落とし穴 と言うより、当然のこと。これを知らないで「落とし穴」と思うのであれば、運転をしない方が良い。文中の例のようなことを防止する為、自分は ブレーキホールドの車ではあるけど、シフトはPに入れて パーキングブレーキもかけて清算するようにしている。たまに、「面倒臭い」「後続に迷惑が掛からないように」と Dのままの人もいるけど、かかったところで たかが2~3秒。それをおしんで事故を起こすのは馬鹿らしい。駐車の時の D<==>R の切り替え時も同様。手の感覚で分かると言えば分かるのだけど、念の為で確認はする。意図しているポジションに入っているか?インパネ表示で確認したり、Rの時は 警告音が出ているか?後退時、後ろに人や車は居ないか?も見る。

    • czgq*****

      短い右折信号だとあんたの2〜3秒で一台分車が行けなくなるから、やってることは交通阻害行為

    • xume*****

      信号待ちでPに入れる?それはATの寿命を縮めるだけです。

    • zhnqw*****

      昔はAT車は高級、スゲーだろ?だったのに。

    • sln*****

      問題はブレーキを踏み続ければアクセルに触れる事は無いってこと例えクリープ現象無い車でも、停車した時は何らかの方法でブレーキする必要はあるホントにフラットなら良いんだけど、微妙に傾斜してると動くからねブレーキを面倒臭いと思う輩は、そもそも車運転しない方が良い向いてないよあと、当然だけど忘れる人もね渋滞が多いから、このような機能がついたんだけど、これを勘違いしてる老人が殺人事故起こしたし、この機能なんて辞めちまえやっぱりハンドブレーキじゃないほんと楽自分はマニュアル車しか購入してて来なかったから、信号待ちはハンドブレーキ一択スイッチとか、ほんと反応遅いし無理だわ

  • bwfo*****

    この機能は、信号待ち等で長時間ブレーキを踏み続けなくても済む、無意識にブレーキが緩んで動き出してしまうことを防ぐ、ためのものであってブレーキをさぼるためにあるものじゃないということを周知・展開すべき。

    • veeab*****

      そこまで車の機能に依存しないと運転出来ない方が問題だと個人的に思う。

  • xessx*****

    自分はマニュアル車なんで、ブレーキ踏みっぱが面倒くさかったらニュートラルでサイド引いて終わり。間違ってアクセル触ってオートホールド緩んで発進、なんて怖くて考えるだけで恐ろしい。間違って触るくらいだから心も体も準備できてないんだし。慌てて踏み込んだのがアクセルでそのまま特攻しそう。

    • vimv*****

      車が進歩?すればするほど人間は退化していく、今後凄い勢いで。第二次交通戦争は始まっています。ぼーっと歩いていたら、轢き殺されます!

    • uuxww*****

      なるほど、オートブレーキホールドには衝突防止装置が必須ですね。

    • lmkby*****

      別にATも大概はニュートラル入れてサイドブレーキ引けば同じでしょう。(自分も30年前のMT車ですが。)

    • icx*****

      同じく現在MT車だけど 今回初めてAT買う。だから先進安全性で車選んだ。今後MTが消えていくことも予想されるので、今のうちに体慣らしておかないと。サイドブレーキほしい・・・

    • djbt*****

      年配の方の事故にはアクセルとブレーキの踏み間違いが多いと聞きますね。年配の方はマニュアルの免許を持っていらっしゃるはずなので、出来ればマニュアル車に乗って頂きたいと個人的には思っています。マニュアル車なら、踏み間違えたらエンストしますからね。車は一歩間違うと凶器になる乗り物ですから、緊張感を持って運転するべきですし、それが出来ないのなら車に乗るべきではないと思っています。

  • gmja*****

    >以前にゲート式の精算機で足がアクセルに触れてしまい、発進した際には危うくゲートにぶつかるところでした。んー、そんなに体勢を崩さなければ精算できないような距離なのがそもそもNGだと思うんですが。大抵の車が右足でブレーキを踏みながら手を伸ばすだけで届くように設置されてる思いますし。オートブレーキホールドを使おうが使わまいがちゃんと前方を見られる環境以外はしっかりとブレーキペダルを踏んでおくべきかと。

    • bxew*****

      ホールド関係なくない。Pレンジに入れましょう。

    • zpbw*****

      あれを下手くそだとか笑われて恥ずかしいとか考えて無理にでも車の中から座ったまま取ろうとするのがね。。。ドア開けてもいいし降りてもいいと思うんだ。

    • wit*****

      私は、精算機と余程近くない限り、Pに入れて操作してます。家族にもPレンジを使うように言ってます。Nレンジは、不意にブレーキが緩んだときが危ないので使用しないほうがいいと、タクシードライバーの方に聞いてから、使用してません。Pだと車は動かないからパーキングブレーキも必要ないので。ちょっとした停車でも、NよりはPを常用するくせをつけたほうが安全な気がします。

    • jvaez*****

      週末の行楽帰り等、大渋滞の道路で圧倒的に多いのがサンドラなどが微速前進で前車にコツンとぶつかる軽微な追突事故だそう。延々と渋滞してると知らず知らずのうちにブレーキを踏む踏力が緩んでしまうのが原因との事。皆さんも気を付けましょう。

くるまのニュース

Posted by jinchangz